2020/21年度リーグの中間地点に近づくにつれ、シェフィールド・ユナイテッドはプレミアリーグの最下位に甘んじている。ブレイズ(シェフィールド・ユナイテッドの愛称)は開幕戦17試合からわずか2ポイントの確保に留まり、チャンピオンシップへの降格は免れないようだ。しかし、多くのチームがシーズン前のこの時期に絶望視されたものの、新たな造語である 「the great escape(大逆転)」 を何とか成し遂げた。

1992年のプレミアリーグ創設以来、最も優れた6チームの大逆転を振り返りながら、次期に向けてチームをイングランドサッカー界のトップ争いに留まらせるきっかけとなった重要な結果をいくつか抜粋しよう。プレミアリーグ残留は、所属するクラブに入るシェアの高さにより、成長を目指すクラブにとって不可欠だ。プレミアリーグは世界中で注目されており、最も人気のあるサッカーリーグとして不動の地位を築いているため、現代ではプレミアリーグの一員であることが非常に重要だ。

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン (2004/05)

「サバイバル・サンデー(生き残りをかけた日曜日)」 と呼ばれたその多忙な午後の間に、シーズン最終日の降格争いに関わった4チームすべてが敗者復活を遂げたという事実から、この大逆転はおそらく最も人々の記憶に残るものの一つだろう。

ウェスト・ブロムとポーツマス、サウサンプトンとマンチェスター・ユナイテッド、ノリッジとフラム、クリスタルパレスとチャールトンがプレミアリーグに残留できるたった一つのチームとなるべく、争いを繰り広げた。シーズンの最終日向けて、降格を宣告されたチームは一つとしてなく、応援するチームにもよるが、興奮覚めやらぬ90分間または固唾を呑むような90分間を見届けることとなった。

ブライアン・ロブソンは対ポーツマス戦でチームを2-0で勝利に導き、サウサンプトンは2-1で惜しくも敗退し、ノリッジは6-0で惨敗し、パレスは引き分けに終わり、ホーソーンはウェスト・ブロムに対して不利な状況を覆すことで見事な大逆転を成し遂げた。

レスターシティ (2014/15)

プレミアリーグを飾った6つの大逆転

フォックス(レスターシティの愛称)は2014年にプレミアリーグに復帰したものの、苦戦を強いられた。3月にはプレミアリーグの最下位となり、7ポイントの減点を受けた。

しかし、ナイジェル・ピアソンは決勝9試合で7勝に導き、フォックスは見事、降格を免れたのだ。ウェスト・ハムとウェスト・ブロムの鍵となる勝利はレスターの闘志を見せつけ、選手たち、そして何よりもサポーターが共通して持つ信念をますます不動のものとした。

レスターは復活を遂げ、すべての希望が失われたようにも見えた最悪の状況を免れ、さらに印象的なことに、1年後に同じメンバーでプレミアリーグのタイトルを獲得してサッカー界に衝撃を与えた。

サンダーランド(2015/16)

チームが苦境に立たされているとき、希望がすべて失われ、降格は免れない状況にあるとき、誰を呼ぶだろうか?

サム・アラダイスは、サンダーランドのマネージャーに就任する10年以上前に、ボルトン・ワンダラーズを降格の危機から救った。ブラック・キャッツ(ボルトン・ワンダラーズの愛称)はシーズン中のほとんどをずっと降格地で過ごしたが、ビッグ・サムが移籍したことにより、例にならってみるみるうちに状況が好転した。

サンダーランドのサポーターにとって最も注目すべき結果は、対エバートン戦での3-0の勝利で、アラダイスが短期間で成し遂げた成果を際立たせるものだった。しかし、3-0で勝利したことでライバルであるニューカッスルがチャンピオンシップに降格したことが明確になったことで、日の目を見ないことの多かったチームにとって、この日はさらに有意義な日となった。

エヴァ―トン (1993/94)

マイク・ウォーカーがエヴァートンの監督に短期で就任した不遇の期間は、1993/94シーズン中にクラブが降格を劇的な状況で免れたとしておそらく最も人々の記憶に残っているだろう。

最終日に勝利しても降格を免れることはできないことをメンバーたちは知っていた。ホームグラウンドであるウィンブルドンで2-0で敗北したとき、サポーターは最悪の事態を恐れたに違いない。

しかし、グレアム・スチュアート選手は、助け舟を出すべく、休憩前にペナルティエリアからゴールを入れた。バリー・ホーン選手の見事なレアゴールでエヴァートンは後半45秒で同点に復帰し、スチュアート選手による遅めのストライクで完全復活を遂げた。

グッドソン・パーク選手は、改装のためスタンドの1つが欠けていたにもかかわらず、その日は活躍を見せた。数シーズン後、エヴァートンは再び闘志を燃やし、1997/98シーズンの決勝まで勝ち進んだ。今回のウィンブルドン戦は、エヴァートンが最古の一流チームとしての記録を維持したことで、近代の中でも最も記憶に残る試合の一つとなった。

こちらで劇的な試合の様子をすべてご覧いただこう…

プレミアリーグを飾った6つの大逆転

ブラッドフォード・シティ (1999/00)

ブラッドフォード・シティは、プレミアリーグのデビューシーズンで状況を一変させた。同クラブには一流選手を迎え入れるだけの資金力も権力もなかったが、しっかりした労働倫理とチームワークがあった。

残りわずか5試合で、ポール・ジュエル選手らは6点差のハンディを背負っており、奇跡を起こす必要があった。良い結果が出た後、ブラッドフォード・シティは本拠地でシーズン最終日にリバプールに対して勝利する必要があった。元リーズ・ユナイテッドのセンターバック、デビッド・ウェザール選手による単独ゴールは、バンタムズがプレミアリーグに残留するために必要な勝利を確保するのに十分なものだった。

ボルトン・ワンダラーズ (2002/03)

2002/03年シーズンのボルトンは好スタートを切ったが、21試合でわずか2勝を挙げるに留まり、雰囲気は一変した。ボルトンがシーズン期間中に悪戦苦闘しているなか、多くのサッカー専門家はボルトンの活躍に期待しなかったが、サム・アラダイス選手が状況を逆転させることに成功した。ボルトンからの移籍後も同選手は引き続き、同じような活躍ぶりを見せた。

ボルトンはフランドセン選手とオコチャ選手の得点により、本拠地でミドルスブラを相手にプレミアリーグの資格を獲得した。プレイング・マネージャーのサム・アラダイスがピッチでオコチャ選手と少しばかり歓喜に舞い上がったのは、ボルトンのサポーターなら誰もが懐かしく思い出す光景だ。

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